ムクムク母さんの切迫早産記録

切迫早産で入院、MFICUに入るも、無事出産。こだわりながらも手抜きな育児しております。

入院で必要なもの

入院で必要なもの

 

耳栓!!

 

誰か私に耳栓を!

 

そう切望していたら、美容院のオーナーの奥様がここの助産師さんで、私の入院を聞いて、メールをくださいました。

 

「何か欲しいものはありますかね?うちの病院サラダとかは衛生上出ないんでサラダとか買ってきます?」

 

 

「いや、大丈夫です!お気遣いありがとうございます!

でも、もし、可能なら、耳栓をお願いしたいです!!」

 

 

 

 

 

 

窓際はいいんだけど(涙)

次の日、実家からの荷物を働いている美容院に転送してもらったので、スタッフの子に持ってきてもらいました。

 

私の母が買い物に行けない私のためにお菓子やらミカンを送ってくれたのです。

 

楽しみにしていた岡埜栄泉の大福を入れてもらったので、旦那が帰ってきてから取りにいってもらうと、賞味期限切れてしまうのでお願いしちゃいました(^_^;)

 

 

スタッフの子もセブンイレブン豆大福とカボチャプリンを持ってきてくれたので、初めて冷蔵庫を使いました。

 

 

 

24時間200円。なんて法外な!

仕方ない。

個室だったら使い放題だろうに、小市民から小銭をふんだくりやがって💢💢💨

 

 

そんなこんなしているうちに、お昼になり、食後、午後のNSTをしていたら、

 

「窓際が空いたのでこの後移りましょう!」

 

 

やったねー🎵

 

そんなにすぐに反映されるなんて❤

 

 

しかも隣はまだ入ってないから個室同然!

 

 

今夜はゆっくり眠れそう!

 

しか~し!

 

世の中そんなに甘くない。

 

 

その後、お隣さんが入院してきたのです。

 

しかも!フィリピンのお方。

 

どうやら妊娠高血圧になりかけで、食事指導での入院らしい。もうそろそろ正期産のよう。

 

おいおい、こんな切羽詰まった切迫患者と、食べまくって食事指導の妊婦が同じ部屋って、どうなの?!

 

しかも!!普通に電話とかしてるし、タガログ語だし!

パソコンで普通にYouTube見てるし!

 

イヤホン無いの?なんなの~😨

 

 

私の心の叫びは夜のNSTに反映され、薬の量が増えました。

 

 

 

 

 

 

窓際希望!

長くなる入院生活、個室には手が出ません。

 

色んな人のブログを見まくっても、結構同じ部屋の人と仲良くなったりする。

なんて記事があったりしますよね。

 

美容師という職業上、話をするのは嫌じゃないのですが、今は無理!

面倒です。

自分の身の上を話すのも嫌だし、相手の話を聞いたり、愛想よくしたり。

 

今の精神状態じゃ無理。

 

お客様じゃないし。

 

私の部屋は二人部屋なのですが、切迫早産の入院ではなさそう。

 

昨日は自分の事でいっぱいいっぱいでしたが、ふと、フロアを見渡すとわりとお歳の方々が休憩ルームで談笑中。

 

そもそも総合病院の産婦人科は他の病気で入院しているかたもいらっしゃるので、年齢も若い人からお年寄りまで様々です。

 

私の行動範囲は部屋についているトイレ、20メートル先のシャワー室のみ。

 

そうなったら、もう、窓際にいないと無理な気がして、恐る恐る看護師さんに聞いてみました。

 

「あのー、窓際に移れることはありますかね?窓際は料金がかかりますか?」

 

私の父がその年の4月、腎臓ガンで、入院した時、窓際は+1200円ほど別料金がかかる病院だったので。父は2週間ちょっとの入院だったので、窓際をお願いしたのですが、長い入院ともなると…。

 

「かかりませんよ!希望は順番なので、すぐには出来ないかもしれませんが、伝えておきます!

 

よ、よかった~🌠

 

 

少しの我慢かもしれない。

 

窓際に早く移りたいな~!

 

ちょっと気持ちが楽になりました。

 

 

 

入院初日の夜

入院初日、一人ぼっちの夜って、泣けますよね。

 

これから、どうなるんだろう。

 

陣痛きちゃったら、

 

赤ちゃんが未熟児だったら、

 

障害があったら、

 

……。

 

 

いろんな、たら。が溢れてきます。涙と共に。

 

不安で不安で、いっぱいになります。

 

なにかしたくてもなにもできない。

 

とりあえず、泣いて、落ち着いたら気持ちを切り替えて、赤ちゃんの為に、ひたすら安静にすること。38週まで!!

 

今の時点で26週。

 

残り12週間、やるしかないのだ!!

 

 

頑張れ!赤ちゃん!

頑張れ!わたし!

 


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なにすりゃいいの。

切迫早産の点滴の副作用は、火照り、動悸、手の震えが出ます、と言われ、そんなになるものかと思っていましたが、カタカタと手が震えていました。

 

まずは2A15でスタートしました。

2Aは薬の濃さです。

15は一時間に落ちる点滴の量。

 

私の量はまだまだ低い方。

それなのにカタカタ震えるなんて、これからどうなるんだろう。

 

そんなことを思っていたら、仕事の合間に姉御が来てくれました。

 

私の書いた部屋の見取り図を渡し、携帯の充電器、パンツも適当に靴下も適当に、シチューがあるから、タッパーに入れて冷蔵庫に入れておいて、とお願いしました。

 

少ししたら戻ってきて、全部完璧に、しかも洗い物と洗濯まで取り込んでくれ、コンビニで水と雑誌を、買ってきてくれました。

 

 

素晴らしすぎて、涙出ます。

 

とりあえずまた、来るから!何かあったらなんでも言って!

 

と仕事に戻っていかれました。

 

 

本当に助かりました。

 

姉御がいなかったら、コンビニで売っているベージュのお婆ちゃんみたいなやつを看護師さんに買ってきてもらうところでした。

 

 

さて、ここから、どうしよう。なにもできないぞ。

 

なにすりゃいいの。

 

 

赤ちゃんの為にひたすら安静にしなきゃいけないんだけど。

 

 

続く。

 

点滴とお友達

車椅子で、病室まで連れてきてもらい、とりあえず昼御飯。

 

サワラの焼いたのに野菜のお浸しにご飯、デザートにみかん。

 

食べれない。

 

おいしくなーい!!

 

でも、朝も抜いてるし気合いでいただきました。

 

今ごろ帰りに近くの鰻屋さんで鰻弁当を買う予定だったのに…。

 

あーあ。

 

 

食事も終わり、看護師さんがなにやらピンクのboxを持ってきました。

 

NSTってやつです。

 

赤ちゃんの心拍と、お母さんのお腹の張りを確認する機械。

 

20分寝ながらじーっとしています。

計る前にパジャマに着替えました。 

旦那が来てくれるまでは全部レンタルのものを借りました。

 

入院準備セットみたいなのもついてきたので良かったです。

 

コップや歯磨き、スリッパや配膳のお茶を入れる円筒のタッパーやお箸等々。便利ですね。この際スリッパのダサさは目をつむります。

 

今どきこんなにチェックのペラペラのスリッパ、恥ずかしいったら。

 

さて、NSTですが、

 

初めて付けたので勝手がわからず、ずーっと固まってました。

 

まだ、赤ちゃんも小さいからすぐにずれるようで、何回も看護師さんが直しに来ました。

 

20分のうち5分から7分おきに張っていると言われ、陣痛レベルだと驚かれました。

 

早速私の左腕に点滴の針がぶちこまれました。

一回目失敗されましたけどね。

 

この失敗が痛いんですわ。

ジンジンと。

 

ここから約2ヶ月半、点滴とお友達になるのです。

 

続く。

車椅子?!

1週間後の検診。

 

病院は家から歩いて5分ほどのところにあります。

近いので歩きましたよ。もちろん。

 

検尿と採血を済ませて、検診へ。

 

エコーと、内診。

 

先生が浮かない表情。

 

「このまま、入院してもらいます。

 

頸管長が1.7㎝しかない。このまま、病院で安静にしてもらいます。

 

今のままだと、急に破水して産まれる可能性もります。

 

26週で赤ちゃんはまだ700㌘あるかどうか。」

 

 

ちょっと混乱。でも先生の言うことは分かる。赤ちゃんの為に必要ならそうするしかない。

 

でも旦那はまだ出張だし、荷物とかどうする?まさか東京から親を呼ぶわけにもいかないし、仕事だろうし。

 

「先生、入院はいいのですが、家がここから5分なので、タクシーで行くので荷物を取ってきてもいいですか?

 

「だめです。」

 

「……。

 

 

こうゆうとき、本当に困りますわ。

 

旦那は週末に帰ってくる。それまでどうしよう。パンツとか買えばいいけどさ。

家に鍋の材料そのままで作った白菜と鳥団子のシチューもそのままさ。

朝、採血とかするから、帰ってきてから食べようと楽しみにしていたのに。

 

頭の中でいろんな事がぐるぐる駆け巡る。

 

後輩にお願いして、持ってきてもらうのは恥ずかしすぎるし、応用が利かなそう(ごめんね)

 

ここは、三重での頼れる姉御のようなネイリストさんに頼るしかない。

あの人になら、散らかった部屋でも、私のパンツも、ささったままの携帯充電器も

シチューの残りも、きっとどうにかしてくれる。

 

恥を忍んで彼女に電話。

 

仕事が終わったら病院にとりあえず来てくれるとのこと。

 

良かった。

 

さあ、病室へ行きましょうと、看護師さんが声をかけてきた。

 

車椅子?!

 

歩けますけど。

 

これが切迫早産の入院なのか。

 

びっくり。

 

 

 

 

続く。